イチロー>松井?

世間ではイチロー松井秀よりもはるかにすごい打者だと思われているみたいだが、純粋な打者としての実力を見た場合、松井はイチローよりも上の打者であると言わざるを得ないと思う。
まず打率の平均の比較。日本でもメジャーでもイチローが4分から5分勝っている。
(以下のデータは2009年までのもの)

打率日本MLB
松井.304.292
イチロー.353.333
一方、出塁率を見ると日本、メジャーいずれでも差は1分もない。 実は松井はイチローと遜色ないくらい塁に出ている。
出塁率日本MLB
松井.413.370
イチロー.421.378
次に長打率。単打=1、二塁打=2、三塁打=3、本塁打=4の重み付き打率。 これはやはり松井が上。
長打率日本MLB
松井.582.482
イチロー.522.434
最後にOPS。これは出塁率長打率で、四死球=1、単打=2、二塁打=3、・・の重み付き打率に相当する。 wikipediaによると、得点との相関係数が非常に高い指数らしい(打率=0.849、出塁率=0.910、長打率=0.913、OPS=0.955)
OPS日本MLB
松井.996.852
イチロー.943.811
以上、打者として松井>イチローは自明、ですよね? もちろん、得点への貢献度という点では全く同じでも、エンターテイメントとしては内野安打>四球かもしれないし、プロ野球選手としてのトータルの価値は、イチローと松井の年俸の差が物語っているのかもしれないが、打者として松井が不当に低く評価されているように見える現状には一言申しておきたい次第です。